RAEラエ世界に向けてアルゼンチンは、アルゼンチン国営ラジオ放送局の全国の49の支局の一員として、行われたアルベルト・フェルナンデス大統領へのインタビューに参加しました。国営ラジオ放送局と国営テレビ放送局でその模様は放送されました。
スペイン語、英語、ポルトガル語、中国語、日本語、イタリア語、ドイツ語とフランス語の8言語の番組で構成されるRAEラエ、世界に向けてアルゼンチンの代表としてイタリア語番組のキャスター、ジャーナリストのマルセロ・アジャーラさんが任命されました。
国営メディアにとって快挙ともいえる今回のインタビューで、ブエノス・アイレス支局をはじめ、バイア・ブランカ支局、コルドバ支局、エスケル支局、メンドーサ支局、パラナー支局、リオ・トゥルビオ支局、ロサリオ支局、サルタ支局とサン・ホアン支局のキャスターが参加し、それぞれの質問を大統領に問いかけました。
新型コロナウィルス感染拡大から債務支払い交渉まで多様の分野にわたるインタビューで、アルベルト・フェルナンデス大統領は外交関係に重点を置きました。
『アメリカ、中国、ドイツ、フランス、スペイン、そして特に南米諸国との良好な関係を築いていかねばならない。南米共同市場は私たちにとってホームだ、運命共同体だ。南米共同市場構成諸国との関係強化は私にとって一番重要な事項だ。
しかし南米共同市場構成諸国の一つが、私が思い推進している方向とは違う方向に考えているので、現在は適正なときではない。
残念ながらアルゼンチンにとって良好であるとは言い難い。』
と同時にフェルナンデス大統領は現在の新型コロナウィルス感染が引き起こした世界における社会、及び経済情勢の危機は、構成な社会構築のためのチャンスであると語りました。
『どのような社会を構築してゆくか、考える絶好の機会だ。格差と不公正な社会はラ・マタンサ*に突如として現れた訳ではない。(*注:ブエノスアイレス州の人口密集率が非常に高い自治体)パリで黄色いベストをまとい現れた。どんな世界を望んでいるのか。どんな世界に生きたいのか、各自自身に問いだす時がきた。』
日本語訳・ナレーション: 植田敬子
ウェブサイト:フリアン・コルテス