南極のエスペランサ基地のアルゼンチン国営放送局・サン・ガブリエル大天使LRA36のスタジオで12月8日の午後、ラエ・世界に向けてアルゼチンのスタッフとアルゼンチン陸・海・空軍合同コマンド(COCOANTAR)のメンバーは LU1ZVハムラジオのオンエアへ向けて作業を開始しました。何日間か必要とされます。
今も続いている オンエアへ向けての作業の最終目的は 南極大陸で初となるAMで聴ける短波放送、アルゼンチン国営放送局・サン・ガブリエル大天使LRA36 開局40周年記念を祝うためです。
アドリアン・コロルRAEアルゼンチン海外向け放送局ダイレクターはこのイニシアチブに積極的に関わっています。作業に携わっているテクニカルサポート・スタッフを労い、次のように語ります “アルゼンチン陸・海・空軍合同コマンドとキルメス国立大学の連係プレーで成し遂げられたこの大仕事、大変感動している。アルゼンチンの南極基地より発信される放送局のオンエアに向けての作業の象徴的価値、そして本当の価値は計り知れない”と。
LU1ZVハムラジオはもう何年間も放送が行われていなかったため、今回のオンエアへ向けての作業は 国内外で大きな反響を呼びました。そのうえ、1979年10月20日のサン・ガブリエル大天使LRA36の開局より40周年という記念すべき本年ということもあり、大変な盛り上がりを見せました。
2013年より南極大陸でラジオのオンエア作業を進める キルメス国立大学のプロジェクト・ウニエンドボセス (声を1つにしながら)でこれまでマランビオ基地で数回、マティエンソ基地では2018年オンエア作業は進められ、今回のエスペランサ基地での作業となり、DXラジオ探検ウニエンドボセス(声を1つにしながら)と命名されました。
以前と同様、オンエアへ向けての作業はすべて アルゼンチン軍の元・南極事項部、現在のアルゼンチン陸・海・空軍合同コマンド(COCOANTAR)のラジオ愛好家のメンバーにより進めらています。そしてピナマル・ラジオ・クラブ(LU3DRP)とキルメス・ラジオ・クラブ(LU4DQ)の協力を得て着々と進んでいます。