ブエノスアイレス州に位置するラプラタ国立大学の研究者グループは、10年前より科学をポピュラーにするため、生徒と教員を対象にする 包括的仕様の教材を制作しています。コロナ禍で対面式授業が中断され、オンライン方式の授業に移行されたことが大きなキッカケとなりました。
タイトルは“グリプトドンとスミロドンの足跡を追いながら”で、ラ・パンパ州で発見された化石についての字幕入りのドキュメンタリー、3Dプリント、点字の物語やガイドアナウンスで構成されています。
誰でも無料でラプラタ国立大学のウェブサイト www.caminando.unlp.edu.arから、そして同大学の Facebook や Instagramのアカウントからも観覧、及び ダウンロードできます。
ドキュメンタリー“グリプトドンとスミロドンの足跡を追いながら”には様々な言語の字幕がつけられ、そして手話入りバージョンも近く発表される予定です。
また幼児・思春期の児童を対象にする書籍 “グリプトドンとスミロドンの足跡を追いながら:地球上の生命の進化を理解するため”では様々進化のセオリーを解りやすく説明し、グループでできる学びを深めるエクササイズが紹介されています。
物語“グリプトドンとスミロドンの足跡を追いながら。アメリカ大陸が1つになった時”は点字または音声読み上げ機能付きの絵本で、ラプラタ国立大学出版物としては初の点字書籍となります。
そしてラ・パンパ州で発見されたグリプトドン、マストドン、スミロドン、メガテリウム、フォルスラコス、トクソドンなどの化石の早見カードや3Dプリントの触覚教材も準備されています。