昨日木曜日夜間、副大統領暗殺未遂事件が起こり、社会に衝撃を与えました。 ブエノス・アイレス市内のレコレタ地区のクリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル副大統領の自宅の入り口前で、副大統領の頭部至近距離から発泡されましたが、銃弾は出ず、副大統領に怪我はありませんでした。大勢の支 持者が自宅付近に集まり、副大統領の帰りを待っていました。その群衆に混ざり込み、容疑者は副大統領に接近したと見られてています。容疑者はその直後、取り押さえられました。         容疑者の名前はFernando Montiel Sabag、ブラジル国籍で1995年よりアルゼンチンに定住しており、刑事犯罪前歴は現在のところ確認されていません。 使われた拳銃は古い自動拳銃で、5発の銃弾が装弾されており、既に押収されています。 民主主義政権が復活して以来、見られなかった襲撃事件で、直後より、内閣閣僚、国会議員、与野党関係なく政治家ら全般が襲撃に反対し、副大統領を支持する声を挙げました。労働連合組合や多岐に亘る著名人らも暴力に反対し副大統領支持を訴え、迅速なる事件の解明を求めました。 国外よりの反響も大きく、ブラジルのルーラ大統領候補、ボリビアのエボ・モラーレス元大統領、ベネズエラのニコラス・マドゥーロ大統領も副大統領支持の声明を発表し、マーク・スタンリー駐亜米国大使も副大統領支持を訴えました。 そして0時5分前には、アルベルト・フェルナンデス大統領は全国テレビ一斉放送で、副大統領暗殺未遂を厳しく追求し、民主主義政権復活以来、このような惨事は見られたことはないと語りました。 このような暗殺未遂事件は政治派閥を超え、すべての国民により断固と拒否されるべきである、民主主義が危ぶまれる。すべての国民、政治家、メディアはどんな形であれ、暴力を拒絶するべきであると大統領は際立たせました。  

8月31日(水)番組    

8月30日(火)番組      

8月29日(月)番組    

8月26日(金)番組    

クリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル副大統領:“何も証明されていない” ソーシャルネットワークを通じ、クリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル副大統領はディエゴ・ルシアーニ検察官とセルヒオ・モラ検察官による12年の禁固刑と公職追放の求刑に対し、ライブで返答しました。 アルゼンチン南部のサンタ・クルス州の道路建設公共工事における汚職・公金資金の不正流用のついての裁判が現在行われており、検察側の起訴状の読み上げの次の日の出来事です。 副大統領は政治およびメディア的は迫害キャンペーンを非難し弁護権を主張し、検察側の起訴状の読み上げはフィクション、下手で嘘に固められた脚本の読み上げだと厳しく非難しました。 そして検察側の主張では何も証明されていないと指摘し、アルゼンチンの全国紙、Clarin紙とLaNacion紙はローフェアの旗艦だと批判しました。      

  テラン通信社によると2003年から2015年までの間アルゼンチン南部のサンタ・クルス州の道路建設公共工事における汚職疑惑事件で、2期大統領を務めたクリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル現・副大統領に、12年の禁固刑の求刑と公職追放が検察より言い渡されました。   ディエゴ・ルシアーニ検察官はフェルナンデス・デ・キルチネル副大統領を犯罪組織の首謀者で公的資金の不正流用を命じたと起訴しました。         リモート方式で行われた公判で、検察官は汚職の社会的インパクトを「正義なくして秩序も安泰もありえない。裁判官の皆様、公的機構が市民の信用を取り戻す、模範的は判決はその一歩となる。あなた達の手中にある。」と強調しました。   この事に関し、アルベルト・フェルナンデス大統領は即時に自身のツイッターのアカウントで「今日は私、すなわち裁判官の家庭で育ち、司法国家で教育を受け、30年以上大学で刑法の教鞭をとっている人間にとっては、大変不快な日となった」とつぶやきました。   そして「副大統領にいつもどうりの最大の親愛の情と連帯感を」と締めくくりました。続いて禁固刑について反論する政府の見解を示す声明文を載せました。   同じような反論コミュニケが全国労働連合やラ・カンポラなどの与党関連団体により発されました。元大統領を政治世界より除外する試みだという点で一致している見方です。  

8月22日(月)番組    

アルゼンチンとブラジルはさる木曜日、ブラジルの首都・ブラジリアで南大西洋を和平・協力ゾーン(Zopacas)として制定することを調印しました。南大西洋圏構成諸国間の協力、科学交流、安全と防衛関係の構築を推し進める協定となります。 アルゼンチン外務省、マルビーナス諸島・南極圏・南大西洋局ギジェルモ・カルモナ長官のブラジル訪問の際、調印は行われました。 南大西洋圏はアルゼンチン、ブラジルとウルグアイの他に南アフリカ、アンゴラ、ベニン、カーボベルデ、リベリア、ナミビア、ナイジェリア、コンゴ、サントメ・プリンシペ、セネガル、シエラレオネとトーゴで構成されます。 カルモナ長官は国連・非植民地委員会でマルビーナス諸島におけるアルゼンチンの主権主権を支持するブラジルの姿勢に謝意を表しました。そしてマルビーナス諸島主権主張は南大西洋圏を和平と協力ゾーンとして認定する必要性を承認させる要因であり、また同地域における英国の存在は脅威となっているとのブラジルの姿勢を際立たせました。 ブラジルと共にボリビアは、1833年の英国によるマルビーナス諸島不法占拠に対し、抗議した最初の国々となっています。 そして、アルゼンチンと英国、両国の南極大陸の基地をベースに科学交流を念頭に置いた対話再開を求めるブラジル訪問であるとの見方を、カルモナ長官は示しました。 ….    

Scroll To Top