アメリカ大陸ニュース   ミャンマーの軍事クーデターはアルゼンチン司法のより裁かれます     去る月曜日、ミャンマーでクーデターを起こした国軍のミン・アウン・フライン総司令官は、イスラム教徒少数民族ロヒンギャに対する 人類虐殺の罪でアルゼンチン司法の裁きを受けることになります。 人類虐殺の罪を裁く司法権限は全世界共通のものであるとの司法原理のもと、2019年11月、アルゼンチン連邦裁判所、マリア・ロミルダ・セルビニ裁判長率いる裁判所に告発が行われていました。 2019年の告発を推し進めた、元国連特別報告者のトマス・オヘア・キンタナ氏は現在ミャンマーで起きていることは、残虐犯罪には全世界共通の権限があるという司法原理を今一度、浸透させるため認識を深めるものだと、述べています。 当時はロヒンギャ少数民族人権擁護団体、5月広場の祖母の会など、アルゼンチンやラテンアメリカ人権擁護団体、ノーベル平和賞受賞者・アドルフォ・ペレス・エスキベル博士創立のNGOなどが、戦争下行われた犯罪や人類虐殺などの罪はその残虐性から一国という国境を限定された権限だけでは裁ききれるものではなく、全世界に共通権限が認められるものであるとの主張のもと、告発が行われました。 ギジェルモ・マリホアン検察官はミャンマーのラカイン州で起きたロヒンギャ族の虐殺の直接の責任者として軍幹部を指し、現在のクーデターで身柄を拘束されている政治的リーダーたちを人類に対する虐殺をある意味容認していたと指摘しています。     オーストラリアのシンクタンク、ローウィー研究所によると発表した世界各国・地域の新型コロナウイルスへの対応ランキングで、ニュージーランドが首位となり、最下位はブラジルとなりました。 調査は98か国・地域を対象に、感染者数、死者数、検査数など6項目を評価しました。 首位のニュージーランドは、国境封鎖と「早期に、厳格な」ロックダウン(都市封鎖)実施、徹底的な検査によって、新型コロナをおおむね水際でせき止めることができました。2位以下はベトナム、台湾、タイ、キプロス、ルワンダ、アイスランド、オーストラリア、ラトビア、スリランカの順。   最下位はブラジルで、僅差でメキシコ、コロンビア、イラン、米国が続きました。 ブラジルの新型コロナによる死者は21万8000人以上で、米国に次いで2番目に多くなっています。 アメリカ大陸で最も人口が多い米国とブラジルは昨年の大部分を、ナショナリズムを掲げる大統領が率いていました。両大統領とも新型コロナの脅威を軽視し、マスク着用をばかにし、ロックダウンに反対し、新型コロナに感染しました。 新型コロナが最初に確認された中国は、検査に関する公開データが入手できなかったため調査から除外されました。 中国は、自国の新型コロナ対策の成功は、感染抑制に苦労する民主主義国家よりも中国の独裁主義的な政治モデルが優れているためだと主張しています。 ローウィー研究所は、新型コロナのパンデミック(世界的な大流行)の対処において優れた政治体制というものはないと述べています。 …..     […]

オーストラリアのシンクタンク、ローウィー研究所によると発表した世界各国・地域の新型コロナウイルスへの対応ランキングで、ニュージーランドが首位となり、最下位はブラジルとなりました。 調査は98か国・地域を対象に、感染者数、死者数、検査数など6項目を評価しました。 首位のニュージーランドは、国境封鎖と「早期に、厳格な」ロックダウン(都市封鎖)実施、徹底的な検査によって、新型コロナをおおむね水際でせき止めることができました。2位以下はベトナム、台湾、タイ、キプロス、ルワンダ、アイスランド、オーストラリア、ラトビア、スリランカの順。     最下位はブラジルで、僅差でメキシコ、コロンビア、イラン、米国が続きました。 ブラジルの新型コロナによる死者は21万8000人以上で、米国に次いで2番目に多くなっています。 アメリカ大陸で最も人口が多い米国とブラジルは昨年の大部分を、ナショナリズムを掲げる大統領が率いていました。両大統領とも新型コロナの脅威を軽視し、マスク着用をばかにし、ロックダウンに反対し、新型コロナに感染しました。 新型コロナが最初に確認された中国は、検査に関する公開データが入手できなかったため調査から除外されました。 中国は、自国の新型コロナ対策の成功は、感染抑制に苦労する民主主義国家よりも中国の独裁主義的な政治モデルが優れているためだと主張しています。 ローウィー研究所は、新型コロナのパンデミック(世界的な大流行)の対処において優れた政治体制というものはないと述べています。

2月28日までアルゼンチンは外国籍の人々に関して国境を閉鎖し、アメリカ、欧州諸国、メキシコとブラジルを対象としているフライトの減便を決定しました。 2020年3月より外国籍の、またはアルゼンチン在住ではない外国籍の人々のアルゼンチン入国を禁止しており、アルベルト・フェルナンデス政権はその延長を発表しました。 新型コロナウィルス変異種がアルゼンチンでも確認され、英国と北アイルランドよりのフライトの中止も続行となっており、アメリカ、欧州諸国、とメキシコよりのフライト数は30%減っており、ブラジルよりのフライトは50%の減便となっています。 また政府は、年齢が60歳以上の人々や基礎疾患があり、重症化リスクを持っている人々に対し、海外渡航は必要不可欠ではない場合、時期をずらすよう勧告を出しています。      

短波放送とDX

アルゼチンのニュースで始めます Prisa Grupoの資産売却について LeMondeの傘下からの脱却を図るため、アルゼンチンのRadio Continental, Los 40 Argentina と FM104.3を Grupo Santamartahに売却しました。ラテンアメリカ圏の放送局を手放す第一手となっていると言われています。     続いてコロンビアのニュースです 1940年2月1日コロンビア国営放送局は開局されました。昨年は開局80周年を向かえました。今年記念切手セットが発行されます。 コロンビア全土に住む国民の顔とラジオの象徴マイクが描かれています。その後ろに太陽と海、都市部のビル群もシルエットで表現されていると、デザインを担当したハロル・ベルトラン氏はラジオで語りました。 記念切手の他に、ラジオとテレビ中継車が描かれた封筒と記念切手発行の趣旨が説明されたリーフレットがセットになっています。普通郵便でも使える記念切手、全国で6万枚が発売開始となりました。   ドミニカ共和国に移りましょう   違法に放送を行っていたと見られる20の放送局が閉局となりました。この5ヶ月間で40の放送局が同じ理由で閉局となっています。他にも100局が同じ疑惑を抱かれています。 ルイス・アビナデル大統領政権はラジオ放送業界の清浄化を目指しています。 そしてラジオの地デジ化も目標とされています。そのためのデジタル格差解消が必須課題となっています。   […]

1月25日ー31日週間特別番組レジュメ 開始あいさつ      国内新型コロナウィルスニュース アメリカ大陸のニュース 科学・環境ニュース     DX情報番組   終了

2020年は世界中が危機に陥った年だった。新型コロナウィルス(Covid19)が貴重な命を奪っていったそんな年。ニューノーマルを日常生活に取り入れていった年でもある。 2020年大勢の著名人も亡くなった。 11月25日、世界が驚愕した、ディエゴ・アルマンド・マラドーナがこの世を去ったというニュース。誰もが想像をもしなかった、その水曜日の正午起きた、誰もが不死鳥と思っていた、マラドーナの死。 ニュースは滝のように止まることなく全国を駆け巡った。アルゼンチン国営放送局は全国49の支局で48時間以上アルゼンチン・サッカーの大スターの姿を紹介し続けた。アナウンサー、記者、サッカー元選手、他のスポーツの選手、国内外のサッカークラブの役員、彼の人生に関係した様々な分野の人物が、アルゼンチン国営放送局を選んだ。“背番号10”の思い出を語るため、涙あふれる語り尽くせない思い出を。 このドキュメンタリーはディエゴ・アルマンド・マラドーナの偉業を称えるためアルゼンチン国営放送局がスペイン語で作成。2021年、様々な国際フェスティバルに出品予定。

短波放送とDX

ボロビアのニュースから始めます レネ・サンチェス ボリビアの通信副大臣はアナログ放送より地デジ化へ移行する決定を発表しました。当初は昨年に始まることが予定されていましたが、コロナ禍で本年まで持ち込まれました。数段回に分けて行われる、地デジ化移行初段階は11月30日で、2025年11月30日終了が組まれています。 今年の11月30日には首都のラ・パス市、サンタ・クルス・デ・ラ・シエラ市とコチャバンバ市でアナログ放送が消え去り、地デジ化へ移行となり、次いで2年後の2023年11月30日には人口4万人を超える都市で地デジ化発動となり、最終的に2025年11月30日より、全国の自治体で人口数には関係なく、地デジ化移行が終了となります。 今週 公共事業・サービス・住居省はテレビとラジオ放送関係者らのためにワークショップを開催し、全土で展開される放送地デジ化についてのテレビ・ラジオスポットやSNSネットワークなどでの宣伝キャンペーンについて話し合いが持たれました。       副大臣は“アナログ放送から地デジ化への移行は期限が決まっており、厳守されなければならない。戦略を1つにし、みなが団結し行われなければいけない”と語りました。 アメリカのニュースに移ります アメリカ国際放送・ボイス・オフ・アメリカは人事異動でリニューアルされました。2人新たにダイレクターとして任命されました。キューバへ向けての放送を担っている部署も含まれます。 ドナルド・トランプ前政権下、全米グローバル・メディア・エージェンシー・ダイレクターとして任命を受けていたマイケル・パック氏が推進した人事で、トランプ氏退陣よりわずか一ヶ月前の人事異動で、新たに選出され、就任間近のジョン・バイデン大統領のこれからの国際放送に関する手腕に注目が注がれます。 バイデン新陣営はパック氏がとった人事策は見直しされ、パック氏自身の異動も考えられると発表しています。 民主党支持者や共和党の支持者もわずかではありますが、パック氏はボイス・オフ・アメリカをトランプ陣営のプロパガンとして利用していると告発しています。パック氏による人員削減・解雇を禁ずる判決文が裁判所より出されています。 色々ありましたが、パック氏は人事異動を断行し、去る金曜日ボイス・オフ・アメリカに対して批判的な人物を同放送局の責任者として任命してわずか10日後にフリー・ユーロップ・ラジオとキューバに向けて放送されるマルティ・ラジオ&テレビの責任者として2人の保守派の要人を任命しました。フリー・ユーロップ・ラジオの責任者として就任したテッド・ライピアン氏はボイス・オフ・アメリカの元幹部で、同放送局に失望しているスタッフのブログを運営していました。キューバ向け放送の責任者として任命されているのはスコット・シャピロ氏で、ベリバート・ニュースとワシントン・タイムズの元幹部として努めていました。現在国会ではこれらの任命を延期か無効化することも検討されていると、匿名で情報提供がありました。   ヨーロッパに移り、スイスのニュースお届けします。 FM放送をDAB+で2022年から23年にかけてデジタル化することを昨年末、スイスのラジオ界ほぼ全般で合意が得られました。スイスの公共放送局であるSRGスイス放送協会のFM放送は22年の8月に消え去ることになり、民間ラジオでは遅くても23年の1月には同じ道をたどることになります。 2015年から現在まで、アナログ放送からDAB+に移行させるため、多額の公的資金が投入されました。 スイスGfKによると昨年の春に行われたアンケートによるとデジタル・ラジオ放送は2015年の秋と比較するとシェアが22ポイント増加していると発表されています。 1日でラジオを聞いている100分のうち、71分がデジタルメディアによるものとなっています。車内で聞くラジオ放送、FM放送の最後の牙城となっていますが、ここでもデジタル放送が勝っており、100台のうち、55台の車内でデジタル放送で聞かれていると報告されています。 現在販売されている自家用車のほぼ全てで通常仕様でDAB+端末が搭載されています。 ハンガリーのニュースです。 ハンガリーのラジオ放送の歴史95周年を記念し、ブダペスト工業大学で昨年の12月1日、ディジタル・ラジオ・モンディアレDMRのデジタル放送を行いました。ハンガリーでの唯一の短波放送がDMRとなっています。 ブダペストでのDMR短波放送は、拠点を高い場所に移すことで、送信環境は向上しました。機器も最新のものが投入されました。 ドイツの […]

1月18日ー24日週間特別番組レジュメ   開始あいさつとニュース      国内ニュース Argentinas イギリスで感染の広がる新型コロナウイルスの変異種がアルゼンチンで確認されました サン・ホアン州で地震が起こりました スポーツニュース:2020年度アルゼンチンのサッカートーナメントDiegoMaradonaでボカがチャンピオンとなりました   アメリカ大陸のニュース Continente Americano ブラジル 中央アメリカ     DX情報番組 アルゼンチンの伝説と言い伝え 終了

アルゼンチンの言い伝えと伝説

ラエ、世界に向けてアルゼンチン アルゼンチンの言い伝えと伝説 今日は“1人の親族”についての言い伝えご紹介します。 アルゼンチンの北部で長い間信じられている言い伝えがあります。 スペイン人と共に南米に到着したサトウキビを栽培し製糖する工業に関わる“1人の親族”とよばれる言い伝えです。     “1人の親族”とは悪霊のことで、サトウキビ畑と製糖工場の主が豊作と労働者の制圧を可能にするため、悪魔そのものと誓いをたて密約をすることだと言われています。 アルゼンチンの首都から1.400キロ以上北に離れているトゥクマン州、サルタ州やフフイ州では悪魔は黒い大きな馬だと言われています。満月の夜にサトウキビ畑を駆け巡り、黒光りする背とその嘶きですぐ見つかると言われています。 豊作と権力を手に入れるため畑主は悪魔に魂を売り渡す誓いと密約を結びます。時々誰かを人柱として悪魔に渡すのです。ある時は道端で生活する貧しい人、ある時は先住民族の誰か、ある時はサトウキビ畑で汗を流す労働者の誰か、賃金・労働状況に不満を持つ誰か。 なんの理由もなく説明もなく、 突然人が死ぬ。サトウキビ畑の人身供養だと言われました。 このように、労働者が奴隷制度とほぼ同じだった19世紀半ばから、製糖業が傾く20世紀中盤、30年代まで信じられていました。 アルゼンチンの昔の大地主、建国当時の大金持ちの大地主一族の懐を潤していたサトウキビ畑は労働者の人生に刻印を押していったわけです。 トゥクマン州の総面積3万ヘクターのサンタ・アナ サトウキビ畑。フランス人のクロドミーロ・イレレットが地主で、19世紀末ラテンアメリカ最大のサトウキビ畑をジャングルの真っ只中に作り上げました。年間8千トンの砂糖と200万リッターのアルコールを製造するモンスターと呼ばれた サンタ・アナ サトウキビ畑製糖工場でした。 年月とともに20世紀に入るとジャングルの真っ只中のサンタ・アナ サトウキビ畑工場にも 電力が届き、製品を運び出すため全長約50キロメーターの鉄道の線路が曳かれ、電話の線も引かれ、労働者の子供が通えるよう10の小学校が建ちました。 労働者をコントロールするは難事業でした。2000人のナタを持った労働者をわずか30人か40人の地頭が監督する。労働者の大半がチャコ州やサルタ州より力ずくで連れてこられた先住民族の貧しい人々でした。またはトゥクマン州出身の日雇い労働者で、もらえる僅かな給金をジャングルの真っ只中の掘っ建て小屋の店で使い果たしてしまう、これもまた貧しい人々でした。 アルゼンチンの他の北部地域では “1人の親族”と呼ばれる悪魔は黒い大きな犬、または大蛇に例えられます。いつも黒くて、度を外す労働者の姿を食いちぎる、餓えに突き動かされる存在です。 20世紀初頭、ブエノスアイレスが“南米のパリ”と呼ばれていた頃の大地主の権威と栄光を守るための言い伝えは長い間信じられ、恐れられていました。 ラエ、世界に向けてアルゼンチン アルゼンチンの言い伝えと伝説 今日は“1人の親族”についての言い伝えご紹介しました。 日本語訳・ナレーション:植田敬子 編集:ファビアン・パニッシ 制作:シルバーナ・アベジャネ−ダ […]

Scroll To Top